SKD11シャフト製作事例 Φ70mm焼純材からの削り出しです。最終仕上りの反りが0.1mm以下で、両端と中央は寸法交差の縛り、かつ後加工でフライス工程・熱処理工程が入ります。焼純で歪み難くはなっていますが、1次加工での精度及び加工応力等気を付けながらの加工になります。振れ止めなしの荒・仕上げなので刃先管理も重要で根気が必要な加工です。
NAK55 スリーブ形状加工事例 スリーブ形状は楕円形に歪みが出やすいですが、ダミーや円形生爪などを使用し歪みが出にくくなるように注意して加工しています。本品は0.01~0.02㎜の歪みに抑えることが出来ました。
SNCM630S(調質)断続加工事例 写真中央にある4穴は深穴なので肉を残した状態でドリル穴加工後、最終工程で断続切削にて内径仕上げています。調質処理材なので所謂「ねばがたい材料」に加えて中心穴加工の際は断続切削になりますので、刃先摩耗の管理が大変な製品です。ボーリングバーの突出し量も長いので荒・仕上削り供に切削条件など経験と完成まで根気の要る作業です。